サイト運営の内容は大体わかったけど、運営するのに予算は
どれくらい必要になる?
サーバーとかドメインって何なの?
こうした悩みを抱えているご担当者様や企業様も多いのではないでしょうか。
運営にかかる費用
サイト運営にかかる費用は大きく分けて
【初期費用】と【ランニングコスト】の2種類があります。
サイト運営にかかる初期費用
サイト運営の初期費用の内訳は以下の通りです。
- サイト制作費用
- サーバー代
- ドメイン取得代
自社の紹介のみなど簡単なホームページを作りたい場合は高額なサーバーと契約したり、有料のドメインを取得しなくても制作は可能です。その場合、初期費用は数千円に抑えることができるでしょう。
サイト制作費用は0円~100万円以上まで
制作費用は自社内でWebサイトを制作する場合は0円、外注するなら数万円~100万円以上など制作会社によって大きく異なります。
まず自社内で制作するならサーバー代やドメイン代を除けば費用をかけずに無料で制作することが可能です。
WordPressやペライチ、WixといったCMSと呼ばれる誰でも簡単に制作・更新ができるサービスもあるので慣れていない方やネットが苦手な方にもオススメです。
特に企業サイトであれば世界80%以上のシェアを誇るWordpressを選べばたくさんの情報や解説もあるので利用しやすいです。ちなみにこのサイトもWordpressで制作したものです。
外注して制作する場合は数万円~100万円以上など制作会社によって異なります。
サイトの内容によっても費用は異なるため、外注する際は複数の会社から見積りをもらったうえで、長くお付き合いすることも考慮し、達成したい目的に合わせて選んでいきましょう。
サーバー代は年間平均2万円前後
サイトの利用目的やサーバーの種類によって費用は年間1,500円~10万円のものだったりと差があります。
サーバーの容量や付随するオプションによって費用が異なるからです。平均的には年間2万円前後のものが多いかと思います。
サーバーは蓄積したデータに応じて処理・送受信する役割をもちます。サイト制作では必須なものであり、利用目的に合わせたサーバーの導入を行うことによって、高速化などユーザーにスムーズにサイトを利用してもらえるようになります。
ドメイン代は年間無料~3000円前後
ドメインとはサイトURLの末尾にある「..comや「.co.jp」などのことを言います。
インターネット上の住所のようなものです。
一般的に年額で費用が請求され、会社等で使用するのに人気な「.co.jp」は年間約3,000円ほどかかります。
サーバー契約で「.com」などの人気の独自ドメインが無料で取得できるサービスもあります。サーバーによっては2つまで無料といったものもあるのでいろいろ調べてみるのも良いです。
ランニングコストは5,000円~6万円
自社内で運営する場合と、外部に依頼する場合ではランニングコストが異なります。
項目 | 自社で運営する場合 | 外部に依頼する場合 |
サーバー・ド メインなどの維持費 | 月額数百円~5,000円 | 月額4,000円~ |
広告利用など の運用費 | 月額0円~ | 月額1万円~6万円 |
コンテンツ制作やサイト更新などの管理費 | 人件費 | 月額2万円~数十万円 |
運営にかかるランニングコストは自社内で運営する場合はサーバーやドメイン代といったサイトの維持に必要な費用のみなので月額数百円~5,000円程度が目安です。
外注する場合には月額1万円~6万円が目安です。内訳にはサーバーやドメインなどの維持費の他に、コンテンツの更新や管理費なども含まれます。更新費内の更新回数や、アクセス分析費などは制作会社によって異なるため制作会社やコンサルティングを依頼する場合は複数の会社から見積りをもらってから依頼を検討しましょう。
サイト運営に必要なスキル
サイト運営に必要なスキルには以下のようなものがあります。
- ユーザーのニーズに合わせたコンテンツを作成するSEOの知識
- ユーザーが見やすいように導線を作る
- 改善点を洗い出すアクセス解析
- サイトデザインを変更するHTML・CSSのコーディング知識
- ユーザーとのコミュニケーションを促すSNS運用
実際の運営では、こうしたスキルをもつ人材が少なくとも1~3名は求められます。
Webの世界はすごいスピードで変化をしていっています。コンテンツの作成と運営を行うサイト担当の柱となる人を1~2名、サポート役で1名といったように、新しいスキルを吸収したり発揮しながら運営をしていくことで高品質なコンテンツ作りを目指す環境を整備しやすくなります。
SEOとはGoogleなどの検索エンジンを通じ、ユーザーの悩みやニーズに答えるコンテンツを作成し、サイトにアクセスを増やす為の専門知識です。
- サイトの構造をユーザーにとって分かりやすいものにする
- SNSやメルマガによってサイトアクセスの窓口を増やす
- ユーザーにとって興味のあるキーワードを効果的に使い、目を引く記事が書ける
など、こうしたSEO対策によりユーザーにとって有益なサイトであるとインターネットの検索エンジンが判断すると、検索キーワードに対しサイトが検索ページの上位に表示され、ユーザーからサイトにアクセスしてもらいやすくなります。
アクセス数が増えれば、それだけで達成したい目的につながるアクションを起こす可能性のあるユーザーが増えるため、成果につながりやすくなります。
サイトにアクセスしてくれたユーザーの悩みやニーズに答えるために誘導するラティングや導線は非常に重要です。
サイトのデザインのオシャレさも大事ですが、サイトの構成要素に文章はかかせません。
ユーザーにとってメリットのある情報だと分かる内容でなければ期待するアクションへの誘導は難しくなります。
またいくらメリットのある情報が書けていてもユーザーが見つけにくい場所にあると、せっかくの良い情報も発見されないままサイトから離脱されてしまう恐れもあります。
そのために最も重要なのは顧客理解です。ターゲットとなるユーザーの興味・関心・課題といったニーズを把握することで、ユーザーのモチベーションを喚起し、結果として成果につながりやすくなります。
アクセス解析ができないとユーザーがサイトにもつ不満の仮説が立てられないため、効果がでないサイトになってしまいます。
Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールで、指標となるユーザーの流入経路や訪問者数、ページ滞在率などをチェックします。その分析結果から仮説をたて、改善策をたてていくことが重要です。
外部の分析のプロに依頼するのも手ですが、個人情報などのことからユーザーから直接もらった情報は反映されにくくなります。自社内でアクセス解析をしていくならアクセス解析に興味のある人材を配置し、定期的に分析・改善していくことでよりよいサイトになっていきます。
コーディングはサイトの文字構造やデザイン変更する、カラーを変更するといったサイトの構成を行う専用の言語に関するスキルです。サイト運営に関係する言語には、
- 文章の役割をもたせるHTML
- サイトのデザインを行うCSS
が、あります。その他PHPやSQLを使って個人情報入力が必要な問い合わせフォームなどを運用する場合はセキュリティに対する対策も理解している必要があります。
SNS運用はTwitterやInstagramといったSNSで画像や動画の投稿、コメントや返信といったSNS上でのユーザーとのあらゆるコミュニケーションを指します。
サイトのアクセスを増やすにはSEOはもちろん大切ですが、SNSでユーザーとコミュニケーションをとり、自社サイトに誘導することも大切です。
SNS運用の具体的な業務は以下の通りです。
- クリエイティブの作成
- コメント・いいねなどのコミュニケーション
- アカウント分析
特にSNSはユーザーが求めている情報を提供しなければファンであるフォロワーを増やすことはできません。そのため、どんなクリエイティブが好まれるか分析することが重要です。
サイト運営を進める上での注意点
運営を行う上で、いくつか注意したい点があります。
- 必要に応じて人員や予算を回さないとサイト運営が回らなくなる
- 自社で運営するか外部に委託するかハッキリしないと余計な予算がかかる
- サーバーやドメインの更新を忘れるとWeb上でサイトが表示されなくなる
人員がいないからといって自社内で1人の担当者だけが特化してサイト運営を行ってしまうのは避けましょう。
もし、その担当者がサイト運営に携われなくなった場合、外部に依頼しようとしても何を依頼すべきかも分からず、サイト運営自体がストップする恐れがあります。
必要に応じて人員や予算を追加し、サイト運営が止まるのを未然に防ぎましょう。
サイト全体の運営を自社内で行うのか、外部に委託するのか、「すべて自社内で行う」や「管理は一括する」、「コンテンツの作成だけ依頼する」などハッキリと決めておくと良いでしょう。
人手が足りないからと次々と外部委託したり、自社内で業務がブラックボックス化した結果、余計な予算がかかる場合があります。
サーバーやドメインの契約は一般的に年単位や月単位で更新されます。
どちらも更新期限までに手続きを行わないとサイトが表示されなくなってしまうため、早めに更新を行いましょう。
特にドメインの場合、更新を忘れてしまうと失効してしまう恐れがあります。